Crafted With Pride, Planning In Kyoto Made In Tokyo Japan.
・新品のTシャツは同じ品なのに生地が薄くなったと感じる。
方程式で説明できます
「今回買った品はこれまでより生地が薄くなりましたか?」と質問いただくことがあります。はいこれはそう感じられて当然です。
もちろん薄くなったりしませんが薄くなったと感じられるのは正解です。これには綿生地特有の洗濯縮度が関係します。
もっとも一般的な縦に編み目が出るTシャツで、洗濯/乾燥によって新品時との比較で丈で約4% 幅で約2%ほど収縮します。前項で書いた体積で話すとご理解いただけると思います。
わかりやすいようにTシャツに使う裁断前の生地をタテ100cm/ヨコ100cm/高さ(厚さ)10cmの正方形(厚さ10cm)と仮定します 厚さ10cmの□正方形ということですね。この生地の体積は100×100×10=100000cm3(立方cm)となります。面積は100×100で10000cm2(平方cm)です。
この生地が洗濯縮度によりタテ96cm/ヨコ/98cm=9408cm2になります。つまり面積が6%ほど小さくなったことになります。生地自体の質量は変わらないのでこの分は高さ=厚さが増えることになります。方程式でその値は求められます。
100×100×10=100000
96×98×変数X=100000
変数Xの値は約1.06
よって洗濯前新品時との比較で、今お手持ちの洗濯/乾燥後の品はは約6%厚く感じることになります。「前回より生地が薄くなりましたか?」のご質問はまぎれなく正解です。またこの差は生地が厚め=組成糸が太いほど洗濯収縮率は大きめになるので、厚手になるほど着用洗濯乾燥後と洗濯前新品時とでは、約6%分「今回届いた新品は薄くなった」と感じられてまったく当然です。ご安心ください。洗濯/乾燥後にこれまでと同じ厚さになります。
Copyright (C) EASY co,.ltd All Rights Reserved.