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無地Tシャツ

 京都出町 1969

京都 京阪電車終点出町柳 出町橋から枡形商店街を臨む 正面の「メリヤス岸本屋」がぼくの生家です(今はないです)


 1958年 京都/出町 肌着屋の次男に産まれて
 衣料小売屋の家に生まれたぼくは、こどもの頃から将来は、「商売で生きていく」と確信的に心に決めていた。
小学校の卒業文集にもそんなことを書いた記憶がある。この点は一貫しており、大学4年の頃からバイトで勤めた京都と、その後、25歳まで仙台駅前朝市での鮮魚小売商でも、心の中は一貫して「これ、自分の商売ででけんやろか?」だった。その後、家業の衣料小売りに戻り、勤めることになるのだが、ぼくは5人兄弟次男、兄弟姉妹が多い商家の方はわかってもらえると思うが、「いつか自分で独立して商売やらなあかんな」これも、ずっと思っていたことだった。

 1958年 京都/出町 肌着屋の次男に産まれて
1995年 ぼくの前に「インターネット」なるモノが現れた
「現れた」が実感だ。同じくらいの年齢の方はわかってもらえるが、FAXが普通に買える、使えるようになった。それ以上のいやそれまでに概念がなかった通信手段が現れた。商人たるぼくはやっぱり思った。

 「これ、自分の商売ででけんやろか?
なんもわからんまま、1995年から衣料店の片隅で通販をやりはじめた。  1997年にTシャツ通販会社としていわゆる独立し、ネットがなければ絶対に知り合えることがなかったほんとうに深く、本当にすばらしいたくさんの友人、仲間に学びながら、なによりも全国のすばらしいお客様みなさまに恵まれ今に至る。ただただ感謝のひとことだ。もちろん愛する妻、こどもたちにも心から感謝。みんなありがとう。



 1)お客様にとってこそ最高の価値がある品だけを販売する
ぼくの実家は祖父が京都、出町で大正時代に創業、肌着主力の「総合衣料」と言われる衣料店。兄弟とともに冬休みなどはいつも店の手伝いをしていた。とても繁盛した店だった。 しかしどんな物販商売にもあることかもしれないが、「よく売れる店」=直接は言われなくても、ヤスモノ衣料屋と、親には言えない、こども心にもくやしい言葉をよく聞いた。



 2)「安いだけ」の 質のヤスモノはけっして売らない
いつの日か、自分が大人になった時に売る品はヤスモノなどと言われない、ぜったいに喜んでいただける最高の品を売りたい といつも思っていた。この思いこそは今に続く、自社ブランドをつくり、販売していく礎となった。岸本が売るTシャツは最高の品質や と言われるようになりたいと今もずっと思っている。思えている。必ずこうなってみせる。



 3)Tシャツとのかかわり
1960年代
夏は映画「三丁目の夕日」(1964年東京オリンピックの年 ぼくは小学校1年生だった)で子役さんが着ているランニングシャツ、京極小学校(いい校名や)の同級生もぼくもみんなこれだった。 衣料が溢れる今の時代には信じがたいことだが、昭和40年台はじめの頃、当時は肌着はあっても、Tシャツと呼べるものは日本では存在していなかったのだ。

 中学生になる1970年大阪万博の頃からU首から派生してきた、丸首半袖肌着シャツが市場にでてきた。同じ年代の方にはおわかりいただけるが、この頃ぼくらが一番着ていた=かっこいいと思って、学校制服カッターシャツの下に着ていたのが、今とは生地の編み方や縫製が異なる肌着としての伸縮性に富む、フライス織肌着丸首半袖シャツ  丸首の肌着だ。


 西陣織との関わり いかにも京都らしい住所「上京区室町通り一条角」ここに母校の上京中学校がある。校区のたくさんの友人のなかには、糸屋、帯屋、しみ抜き屋、紙屋、金らん屋、などまさに家業分業の見本、西陣織に関わるたくさんの家業があった。アソビに行くと、近所から「ばったんばったん」 そう、わかる人にはわかる手織り足踏み織機の音だ。1960年代には、今では家そのものにも値打ち?があるらしい(京都人はあの寒さ暑さの住みにくさも知ってる)近所の町家から聞こえてくる織機の音があふれていた。 今になって考えてみれば、特に意識したことはないのに繊維や糸、日本らしい色に興味があるのは、こんなことからもあるのかもしれない。

 この頃からようやく、丸首肌着素材は今、世間で流通するTシャツの主な編み方、天竺(てんじく)織、外からは見えない縫製仕様、つまり今のTシャツと呼べるものがようやく世間にでてきた。


1970年代
Tシャツにとって、また日本における服の文化にとって劇的変化があった。ぼくが私立平安高校生の頃、バイブルと呼ばれた雑誌ポパイなどでそれまで詳しくは知る由もなかった米国、主に西海岸のカルチャーが一気に入ってきた。この頃、ぼくは「アメリカで作られたTシャツ」を知ることになる。

  親父がどこで仕入れてきたのか知らないけれど、家業の衣料店にはなぜか、米国製のフルーツオブザルーム社のTシャツが商品としてあったことを覚えている。 この品で、(原材料綿花の世界一の産地は今も米国である)米国Tシャツのスタイル、米国綿だけが持ち得る着心地を知ることになる。

1970年代後半頃の大学生の頃には、hanes/anvilなど米国製のTシャツが当時京都でもあった軍用品払い下げ品屋や、関西では三ノ宮/元町高架下(レッドさん タイガースブラザースさんにはよく通った)、東京では上野アメ横などで売られることになってきた (大阪ミナミ アメリカ村はまだなにもなかった VWが目印、かのMy wayさんはぼくが高校たしか3年の時に開店された)日本における「夏はTシャツ」のスタイルは、実は、まだ40年ほどの歴史しかないのだ

1980年代
1980年代後半から実家衣料店の店長をしてきた ある時繊維関係の業界新聞で「米国衣料を卸します」の広告を見つけた。さっそく東京に出かけ、hanesやら当時この商社がつくっておられたブランドなど、「アメリカのTシャツ」を、自分の店でも売ってみた。買い物に来られる奥様にも、「お子様、だんな様、きっとこれが気に入ってくれるから」と一生懸命すすめ、1990年台半ばからはびっくりするくらい売れるようになった。

1990年代
時を同じくして1995年からはインターネットなるものが、われわれにも使えるようになり、ぼくはこのTシャツをインターネットで通販しようと心に決め、1997年に自分の会社を設立、通販をスタートした。。



 4)2001年 自分のブランドnutsをつくる
無地Tシャツ

【nuts】and bolts ナットとボルトのナット
【nuts】(物事の)基本[構成]、要点
【nuts】熱中者〜「Tシャツ一代」 
    その道のあほ(笑)みたいなスラング/米国俗語です

【素材】最上の日本製fine cotton綿100%
【縫製】明治創業の由緒ある日本国内縫製工場製です

まず、米国でつくった。ネットがあるからこそ知り合えた京都出身、カナダ在住の輸入実務とコンサルの方にコンタクトし、当時は毎年あった(現在はラスベガスで毎年開かれるmagic showに統合)米国ロングビーチでの展示会で、さるメーカーに(今はない)依頼し、自社ブランドとして、いつかやりたいと思っていた「nuts」=その道の○○一代みたいな意味のスラングをブランド名としタグを冠し、販売した。当時、米国Tシャツはお客様には渡せない不良が20%ほどもあり、商売的には初回は見事にわかりやすく^^失敗した。

 2001年頃、縁あって、日本の縫製工場さんと知り合え、こちらに「日本製での自社ブランド製品 nuts」を、お願いすることにした。えりの高さなどで試行錯誤を重ね、現在に至るが、2010年後半より、素材供給の紡績会社が、この米国綿での生地をつくってくれないこととなり、2011年は、結果的に品切れとなることが続いてしまった。 nutsを愛してくれるお客様、ほんとごめんなさい。


 5)nutsゴールドタグ 2012年 販売再開

 素材、糸こそTシャツの命 だからこそのJAPAN MADE100%

従来モデルでの米国綿、充分に喜んでいただけたが、安定供給の点ではまったく×、素材が手に入らないことが多いのは自社ブランドでは品切れを意味しどうしようもない。今回リニューアルでは信頼できる日本の紡績会社でのTシャツ用厚手として最適なコーマ16/-としさらなる上質感のためにコーマ40/2糸を編み込む特別な工程をいれる。


そのうえで、肌触りと質感を高めるため百貨店ブランド商品のみになされることが多い、度詰めといわれる生地の目を詰め、テンションを高める熟練の手間と加工を施すことで、ぼくとnutsを愛するお客様が望む、しっかりとした質感と繊細さを併せ持つ245g/m2、米国式表記では7オンス見当となる着心地と上質感を持つ最上素材が実現した。

前nutsの米国綿よりもさらに必ず喜んでいただける弊社(株)イージーのオリジナル素材。厚手素材感を持つ7オンスクラス度詰めテンションに仕上げる。言葉にすればこうなるけど、工場との密なコミュニケーションが必要だった。 熟練の日本工場での素材製造だからこそなしえた、7オンス見当の厚手でありながら、コーマ糸特有の光沢としっかり目の詰まった、真の日本製ならではの、必ず喜んでいただける、ほんとうにいい素材、商品に仕上がっています。

お客様にとっての最高の価値と確信し、厚手Tシャツがお好きなお客様に店主岸本、心からおすすめする品こそ当品nutsゴールドタグです

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